免許取得までの流れ

免許取得のための自動車学校への入校には条件がありますので紹介します。

普通自動車には「マニュアル車（MT）」と「オートマ車（AT）」の2種類があります。操作方法の違いで、車のギアチェンジを手動で行う必要があるのが「マニュアル車（MT）」、走りに合わせて車が自動でギアチェンジを行ってくれるのが「オートマ車（AT）」です。

最近では一般的な普通車はほとんどAT車ですし、MT車に比べて短い教習時間で卒業できるので、免許を取るなら「AT限定免許で」という方も多いでしょう。ただし、外車や大型自動車にはMT車も多いので、もし将来そうした車に乗る可能性があるなら、最初からMT車免許を取得するのが良いかもしれません。

AT車の免許を取得後にMT車の免許を取得することは可能ですが、改めて試験を受ける（教習所に通う）必要があります。どちらの免許を取得するのがよいか、事前に決めておきましょう。

免許を取得するためには、試験に合格する必要があり、多くの人は教習所に通って運転の知識や技術を学びます。

教習所には、通学と合宿の2種類があり、「自分のペースで運転を免許したい」とお考えの人には通学、「集中してスピーディーに免許を取りたい」という人には合宿がおすすめです。

どちらが良いのか、あるいは、どこの教習所・合宿を選ぶのか、事前に決めておきましょう。

教習料金の一部と必要な書類を用意して申し込みます。

視力や聴力、身体機能などの検査が行われます。

第1段階では、運転をするための基本的な知識と操作を学びます。

教習は、交通ルールや安全知識を学ぶ学科教習と、実際に運転して技術を学ぶ技能教習に分けられます。技能教習は全て教習所のコース内で行いますが、教習車には補助ブレーキがついている上、隣に指導員が座って、万が一の際は補助してくれるので、事故を恐れる必要はありません。

実技はAT限定が12時限以上、MTが15時限以上と定められており、学科は10時限となっています。第1段階すべての教習を終えたら、修了検定、仮免学科試験を受けることになります。

修了検定とは、第1段階で学んだ、基本的な運転技術が身についているかをチェックする技能試験のことです。教習所内のコースを運転し、いかにミスなく運転できたかで合否が決まります。

仮免学科試験は、法律や運転のルール、交通マナーなど、第1段階で学んだ学科を習得できているかをチェックする筆記試験です。100点満点中90点以上で合格となります。

第2段階でも、基本的な操作や知識を学ぶ学科教習と、技能教習があります。

技能教習では、実際に路上や高速道路に出て一般車と一緒に運転を行い、必要な知識・技術を学びます。一部、場内コースやシミュレーターを使い、急ブレーキや悪条件下での運転、危険な場面に対応する危険予測学習など、学科の知識をより深く理解するための内容も多くあります。AT・MTともに、学科教習は16時限以上、技能教習は19時限以上です。

第2段階すべての教習を終え、技能教習のみきわめに合格すると、卒業検定を受けることになります。

卒業検定とは、教習所を卒業する際に、最後に行われる技能試験です。第1段階、第2段階で学んだ技能を活かして路上運転を行い、100点満点中70点以上を取れれば合格となります。

卒業検定に合格後、所定の運転免許センターで本免学科試験（100点満点中、90点以上で合格）を受験します。合格した場合、即日免許証の交付となります。